CROSS2016に参加してきました その3

CROSS2016参加記事の続きです.

後半戦も面白いセッションがたくさんでした.

CTOが現場に言えない本音!

http://2016.cross-party.com/program/b3

個人的に一番期待していたセッションです.

リブセンス,VASILY,クラウドワークス,ウォンテッドリーのCTOのパネルセッションでした.

一部オフレコなところがあったのと聞くことに集中してたので聞いた感想だけになりますが,CTOはこんなふうに考えてるんだなぁと.

評価の面では共通してアウトプットと成長について触れていました.

その人がどんなアウトプットをしたか,どれくらい成長したかが評価のキモになってくるようです.

目標設定して出来ましただけでは意味がなく,自分で勉強して成長につなげていくことが出来なければ意味が無いというのは結構刺さりました.

成長の見方としてはアウトプット+α(新しい技術を入れたか)や期待値をどれくらい上回っているかを指針にしているようです.

あと個人のスキルだけではなくチーム,プロジェクトでできるようになることも重要と言っていました.

新卒・2卒へのメッセージとして「エンジニアは意外と泥臭くキレイなことだけやってても活躍できない」「はじめはみんなギークじゃない.やってみないと面白さはわからない」とのこと.

やはり自分でやってみるということが大切なのですね.

新卒で入ってまだまだなところがある私なので非常にぐさっと来ました.

その他オフレコなところで結構ぶっちゃけた話が聞けて面白かったです.
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気軽に始めるガチIoTプロトタイピング(仮)

http://2016.cross-party.com/program/e4
 このセッションも結構期待していたセッションです.
RaspberryPiとブレッドボード繋いでびよーんってなってるものや揺らしただけで壊れたりするプロトタイプから一歩進んだプロトタイプについてのセッションでした.
当日使用されていたスライドも貼っておきます.
https://docs.google.com/presentation/d/1rgct5xhihJSOqd7yK8FMfW4Tb_LfkKMMUCwafbefQgI/mobilepresent?slide=id.p

はじめに

2015年はraspberry piやArduinoでプロトタイピングしてみたという人がじわじわ増え始めた.
ブレットボードに配線ぶっ刺しただけや揺れたら壊れるようなものが多い.
そこで揺らしても壊れないプロトタイピングについて話してみよう.

はじめの一歩のその先の話

今日の出欠 RFIDリーダー
CROSS運営からのリクエスト
→盛り上がりの可視化したい
→RFIDで入退場を追いかける
DMM.Akibaで作成
昔はブレットボードに配線してた.
基盤CADで配線.

 はじめは下のような配線だったのが

こうなって

こうなった.

配線作業はパズル.

使ってる抵抗とかは表面実装(足のないやつ)タイプ.
ディップ(足のあるやつ)タイプは基盤に穴を開けて足を曲げて穴に入れて切る動作が無駄.
身の回りの製品はほとんど表面実装.
部品は小さくなるけど配線がめっちゃ大変になる.
足の間を通して最短距離で配線とかが難しくなる.
でも揺らしても落としても大丈夫!
ミスると修正できないけどね!

ORBITREC

3Dプリンターでその人にあったパーツを作成.
その人だけの自転車を簡単に作れるように.
中身(臓物)を入れるもの(サーフェイス)を設計.
昔のソフトは1ライセンス600万(今は800万+保守料30万/月)
線を配置して表面を作成するが自動配線がないので1本1本手作業で配置.
これもパズル.
素人がやると1週間かかっても出来ないけど慣れると10時間位.
ボトムブラケット(下記写真)には10センチの段差から落ちた時に垂直方向120Gかかる.

コレに耐えられるようになければならない.
頑丈にし過ぎると1つで5キロとかになってしまう.
薄いけど頑丈にしなければならない.
1年かけて素材を決めるところを3ヶ月で.
3トライでこぎつけた(左から右).

周りの知識がある人を総動員.
デザイナーは意外と泥臭い.
M3のネジは2.6ミリだよ!
知識があった方が試作の回数を減らせる.
壁厚2.4ミリ以上だと高級感が出るとか.
1ミリの白いプラスチックだと光が透けて見せたくない基盤まで見えちゃうとか.
例えば自分の作りたいものを金属で作ったらどうなるかを想像.
東急ハンズで実際にマテリアルを触ってみる.
現実を見てみる.
デザインは投資.
サービスありきなものは中身はほぼ同じ.
差別化を図るにはデザイン.
高い家具屋さんに行ってみると面白い.
表面のネジを隠すのにこんな工夫をしてるのかみたいな発見がある.
一見して製造方法がわからないようになっている.
価格がステータスとして反映されているものを見る.
デザインは安かろう悪かろう.
いいものを見ないとベースラインが作れない.
IoTプロトタイピングのその先は人と話さないといけない.
家で壊れやすいプロト作ったらDMM.Akibaに来てね!
やってる人に聞くのが一番!

聞いてみて

IoTのTの話だけでしたw

でも実際ブレットボードに配線びよーんではない一歩先の話になるとこんな感じになるのかと思いました.

プロトタイプといえども実際ものに近くいろんな専門知識が必要になってくる.

一歩先に進むには専門知識を持ってる人に頼るのが一番の近道ですね.

CESで話題になっていたORBITRECのデザイナーの方の話を聞けたのは非常に良かったです.

デザインだけではなく素材の知識も使って試作の回数をガッツリ減らしたというのは非常に興味深かったですね.

1つの知識だけではなく様々な知識で効率よく開発を進める.

自分の仕事にも言えることですね.

ORBITRECの詳細は以下よりどうぞ.

XON ORBITREC - 3Dプリンタを利用したIoT自転車 | Cerevo
ORBITRECに内蔵されたセンサは、走行位置や環境、バイクの姿勢を常時記録します。記録されたデータはクラウドで分析され、可視化されたデータを振り返ることであなたのライディングを改善し、危険箇所や交通状況をフィードバックして安全で快適なサイクリング体験をもたらします。

CROSS2016に参加してみて

大きなイベント初参加でしたが非常に楽しむことが出来ました.

自分の分野ではない話も聞けましたし学ぶことが多かった気がします.

ビアバッシュもあって酔っ払った状態でLTする人も出て面白かったですし.

酒飲みながら技術のLT聞けるとか最高ですね.

また来年も参加したいですしLT枠で参加してみるとかも面白そうですね.

そのためには更に勉強して技術身につけていかないと.

非常に刺激を受けつつ勉強になったイベントでした.

参加した方,登壇した方,運営の方もお疲れ様でした!

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