ちゃお☆
しののめ(@Shinogasa)です.
コロナで外出自粛要請でていてスタジオでドラム叩けなくてとてもモヤモヤしています.
なので,久しぶりに曲をじっくり聴いて思ったことを書きなぐってみようと思います.
今回聴くのは川島瑞樹さんのソロ2曲目「Dreaming of you」.
前々からこの曲完全にファンクというかもうフュージョンでしょって思っていて何度もリピートしています.
イントロ
[0:00~]
ド頭はハイハットが4/4でうす〜く鳴っているところに3/4フレーズでかぶさるピアノのポリリズム.
この不思議な感じが気持ちいいですわ〜.
[0:07~]
セクシーなベースがリードしてブラス隊が入ってくる,これぞファンクですね.
ここは完全にチャカ・カーンのWhat Cha' Gonna Do for Meを意識しているとしか思えないほどそっくりなんですよね.
What Cha' Gonna Do for Meだとハイハットがチッチキと刻んでいるんですが,Dreaming of youはチキチキの16ビートで刻んでいて少しカッチリしたリズム感に.
スネアの音はミドルピッチながらもスパンっていい感じに主張してくれています.
このしっかりした感じLM402なんじゃないかなあ.
Aメロ
[0:28~]
川島さんの歌声が入ってきてしっとりとさせるAメロ.
ドラムも主張しすぎずカツっというクローズドリムショットで下からサポート.
ここのクローズドリムショットはよく聴くとカカッという感じに鳴っているので両方のスティックでクローズドリムショットしてる気が.
Bメロ
[0:45~]
ここでスネアが3拍目だけになるハーフタイムにビートがチェンジ.
後ろでシンセがピヨピヨ鳴っていて浮遊感がすごいですね.
スネアがダラララッてロールするところ絶対叩いてて気持ちいいだろうなあ.
サビ
[1:02~]
ここからバスドラ4分,ハイハット16分のカッチリした16ビートでボーカルを支えているのにベースのスラップが拍を食ったりしながら自由に動いていて面白い.
コーラスで歌の厚みを増し,ブラスが綺羅びやかさを足してこれぞファンク!これぞ大人の音楽!セクシー!って感じですね.
[1:34~]
1回目のブレイク.
最後の「グッバイ」が5拍目になっていて,普通に聴いていると拍がスリップしたような感じになるんですよね.
その直後ドラムが4/4で刻んでいるのにベースとエレピがポリリズムで遊んでいてもう拍がわけわからなくなりますね.
何回聴いてもベースとエレピの拍割りがわかりません.助けて.
Cメロ
[2:48~]
ここでブレイクに入らないでイントロを持ってきちゃいますか.ずるいぞ
[2:57~]
と思ったらドラムのターン.
スネア1発目が4/4の1拍目に入っているのでリズムが完全にスリップしているような感じに陥ります.
普通ならこのスネアは4拍目に入れて次のクラッシュが小節の頭に来るのがセオリーなので頭がこんがらがりますわ.
色々とおかずぶっこんで楽し〜〜〜ってして3:04でドラムの4拍目とベースの1拍目が重なっているのに曲としては違和感なくピアノソロへ入っていける感じ,ドラムのフレーズ構成がとても素晴らしいと思います.
こんなフレーズ思いつかねえ.
[3:24~]
ボーカルには強めのリバーブ,裏ではエレピがキラキラ,ギターがセクシーにカッティング.
まるで夜のハイウェイをドライブしている感じ,さながらここだけシティポップ.
[3:52~]
ここからまたサビへ向かって盛り上げていくんですが,ドラムのフィルインが変わっているんですよね.
おっと思わせて聴いてる人を引きつけるの素敵.
そのまま大サビかと思いきや直前に1フレーズ「委ねて」と入れるあたり,しっかり大サビへの盛り上がりのため注意をひきつけていますね.
大サビ
[4:01~]
ドラムがライドシンバルで刻んでいるのに気が付きました?
しっかり大サビということを意識させつつ刻んでいきながら,フィルインもマシマシでしっかり盛り上げて飾っていく.
そしてライドのカップも使って大サビだけにしかないメロディーを飾ってアウトロへ.
アウトロ
[4:32~]
またこのポリリズムのフレーズ.
何回聴いても拍わけわからん.
そして「明日だって〜」のメロディーとユニゾンしてドラムも粒を合わせつつクローズドリムショットで落ち着かせていく.
最後のライドでシャラランはもう完璧な終わり方ですね.
まとめ
試聴の段階からアイドルにこんな曲歌わせるん!?ととても驚いた1曲でした.
ぜひともブルーノートかコットンクラブで歌ってほしい.
川島さんの大人っぽさを全面に出しまくりなこの曲.
フュージョン好きな自分としてはブラス,ポリリズムに変拍子までもう好きな要素モリモリで最高の一言です.
そんな要素モリモリなのに川島さんのボーカルがしっかり映えているんですよね.
楽器隊が主役じゃなくてあくまでボーカルの川島さんが主役.
しっかりとバックから支えつつボーカルを際立たせる.
もう最高のバックバンドじゃないですか.
あとライブでやられたときは案の定5拍子のところでリズムがずれるオタクが観測できたのでよかったです.
こんなえげつない曲をアイドルに歌わせるバンナム,いいぞもっとやれという感じで今回はここらへんで.
読んでいただきありがとうございました.
チャオ☆.
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