2月のビビッときた曲

こんにちは,しののめです.

今月はちょっと特殊な月でした.
というのも,友人と話をしている際にガールフレンド(仮)の楽曲を勧められ,プライムミュージックでアルバムを聴き流していたらあれよあれよとビビッと来る曲が見つかってしまったという感じです.
その後,都合による引っ越しで固定回線がなくなり,一時しのぎのネットワークとしてMNPした楽天モバイルも引越し先の屋内ではパートナー回線という始末で,ろくに他の曲を漁ることができませんでした.

図らずもほぼほぼガルフレ曲レビューみたいな形になってしまいましたが今月も行きましょう.

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メゾンドクチュール - あなただけのメゾンドクチュール

ハイハットとスプラッシュの入りだけで飯が食える.嘘です.でもこの入りものすごく気持ちがいい.16ビートの小気味よい刻みと手数多めなスネアのフィル.フュージョンっぽい香りがプンプン.
Aメロでは落ち着いたリズムで聴かせていたのにBメロから本領発揮.ライドのカップで4分刻みながら左足ハイハット8分.そしてスネアのゴーストノート細かく入れていく.
完全にフュージョンの刻みですね.ありがとうございます.

ボーカルの可愛らしい歌声でニッコリ,ドラムの細かいフィルでもニッコリな1曲.
山本真央樹さんっぽいドラムだなあと思ったら山本真央樹さんだった.

にゅーろん★くりぃむそふと - HAJIけてシナプス☆シナモンロール

シンプルなガールズロックかと思ったらやけにドラムの手数多かったりギターがめっちゃアグレッシブだったりと,けいおんのOPかよと思ったら作曲がTom-H@ckであながち間違いじゃなかった.

頭から圧倒的音圧と疾走感で一気に空気を持っていかれる.かと思ったらBメロで一旦落ち着いて緩急を作っていく.
サビでは裏拍カッティングとハイハットオープン・クローズのダンスビート.ついつい体を動かしたくなるようなノリ.
2番でドラムはハーフタイムになりベースもスラップを入れてきたりと,1番と打って変わって少し重めのリズム感.「おっ」と注意を向けて飽きさせないような展開がニクい.
曲自体3分と短めだが,目まぐるしく展開が変わっていき3分も経ってないんじゃないかと感じる1曲だった.

風町陽歌 - Precious note

スローテンポから始まってテンポアップ.そしてストリングス中心に展開していくイントロ.アニメとかのOPにありがちな展開.だがそれがいい.
キャラクターとしての可愛らしい歌声なのだが,ハイトーンの出し方やビブラートにCVの早見沙織さんらしさがにじみ出ており聴いていて心地よい.

安定感があるというか,柔らかさの中にも芯の通っているところがあるように感じる.
シンプルな曲の起承転結.だからこそシンプルに良いと感じる1曲だった.

鈴河凜乃 - Hey You! 相棒

シンセのサウンドとハネたリズムが非常にキャッチー.曲全編を通してシンセのリフが非常に頭に残る.
よく聴くとドラムの音が結構重め.パワーのあるスネアに低音が強めのタム.シャッフルのリズムで軽めに進行しているのにドラムの音色がしっかりボトムを作っているからか非常に安定感があるよう.

「Hey You!!」の掛け声が可愛らしく聴いているこっちも笑顔になってしまった.

新垣雛菜 - brand-new magic days

イントロのぶっといシンセサウンドからケロケロボイスのコーラスで一気にユーロポップの世界へ.コテコテのユーロビートまで行かないところがキャラソンっぽくて面白い.
サビ頭のフレーズでもケロケロボイスでのフェイクが入っているのがすごいお気に入り.
間奏ではここぞとばかりにワブルベースを突っ込んできて,ユーロサウンドの上にダブステップが交じるという面白い曲展開.その後何事もなかったかのようにもとに戻るのもニクい.

可愛らしいボーカルにキラキラサウンドだが一筋縄では聴かせないところが面白くて好き.

姫島木乃子 - にょきにょきデンパシー

めっちゃピコピコ.ファミコンっぽいパーカッションがまたいい味を出している.全部が全部8bitサウンドというわけじゃなく,シンセサウンドでしっかり可愛らしい感じを出していてキャラソンってことを思い出す.
サビのボーカルにちょっとだけケロケロボイスかけて電子的な雰囲気が出ていたり,裏でピコピコアルペジオがなっていたりとゲームサウンドを意識してる感じが好き.

ゲームが好きな娘なのだろうか.歌詞にもゲーム関係のフレーズが散りばめられていて面白い.

不知火五十鈴 - 彩花囃子

ド頭から尺八と鼓の音のするいわゆる和ロック.琴や三味線まで入ってきて,Bメロ頭は演歌にありがちなメロディーライン.和風をここまで前面に出してくる感じ好き.
ベースのスラップフレーズだったりドラムのキメもしっかりしてて,バンドで演奏しても映えるような気がする.

上条るい - せいくらべ

ド頭のドラムフィルが神.これはキメたら気持ちよくなっちゃうやつ.これはコピーしたい.しかもスネアのピッチ高めでヌケが良い感じ,めっちゃ好み.
その流れからのストリングスやブラスが入ってくるイントロ,気持ちのいい明るさが耳に心地よい.
Aメロからは主張していた楽器隊が引っ込んでエレピとギターが優しくボーカルを引き立て,Bメロでパリッとした縦のリズムでサビへ向けて助走をつけていく.こうやって聴かせるような曲の組み立て方,本当にすごいと思う.

サビに入ってからはもうすべてが聴きどころと言っても過言ではないくらい.
まず「また少し」の「こ」でボーカルのハネた感じとストリングスのハネた感じがユニゾンするところ,王道な感じだけれどもすごい好き.そして「せいくらべ」の半音で動くメロディーライン.裏でブラスが同じ形で動いていてメロディーラインが強調されてとても耳に残る.
なんて聴いていて楽しいサビなんだろうか.
2番Aメロでハーフタイムになって1番とまた違った表情を見せる.途中からベースがモリモリ動いて聴かせるのがカッコいい.

歌詞は片思いする男の子との身長差と思いの距離感をせいくらべという形で表現しているが,そんなこと思いつくなんて本当にすごい.

曲も歌詞も楽しめるところ満載でとても印象に残った1曲だった.

One Step From Eden - Perpetual Motion: Hazel's Theme

このサイバーで骨太な感じ,完全にロックマンエグゼじゃないか.
まさかこの令和の時代にあのロックマンエグゼ風の楽曲をもう一度耳にすることができるなんて,涙が出そうだ.
実際,サントラ販売のページにロックマンエグゼからインスパイアを受けていると書いていて,ゲーム画面もロックマンエグゼを意識してある作り.
これはぜひサントラの購入だけではなくゲーム自体も購入してプレイしてみねば.

One Step From Eden Original Soundtrack - 鋼鉄音源
デッキビルディングアクション「One Step From Eden」のサウンドトラックが登場!

BAD BEASTS - EVIL LIVE

久しぶりにデレステ楽曲で刺さった.
そこからDjentやメタルコアを意識したような重々しい7弦ギターに太いシンセ.アイドルらしからぬモダンなメタルに思わずニッコリ.
開幕の「Yeah」はアイドル楽曲でなければ絶対フライスクリームで入れていたと思う.
終盤にはまさかのブレイクダウンまで.刻みがチャイナシンバルなところとかもうやばい.

フル尺がとても楽しみで,欲を言えばライブでは生バンドで聴かせてほしい.

キラッとプリ☆チャン - Play Sound

これが女児アニメの楽曲…?
プリチャンといいアイカツといい最近の女児アニメ楽曲はどうしてここまで大人にぶっ刺さるようなサウンドで襲ってくるのか….

裏で鳴ってるギターとかピアノの感じだったり,今風のゴシックロックとでも言うのだろうか.どことなくバンドリのRoseliaの楽曲に似ているような気もする.

ダンス☆マン − 二度と言い切ったりしない feat. ゴスペラーズ

普段のディスコでファンクな楽曲の雰囲気はどこへ行ったのか.しっとりとバラードで聴かせるダンス☆マン.

ロータリーのかかったエレピ,太くて丸みのあるベース,16ビート気味に刻むドラム,そしてゴスペラーズのコーラスワーク.ゆったりと揺れるメロウなサウンドに仕上がっていて耳が心地がよい.
ダンス☆マンはちょっと癖のある感じの歌い方だが,ファルセットの美しさは感動モノ.
「二度と言い切ったりシニア」のタイトル通り「愛してる気がする」のような曖昧な言葉満載だったり,最後でフラグを回収したりとダンス☆マン節の炸裂している歌詞も面白い.

ひとこと

一つの作品のアルバムををここまで真面目に聴き込んだのは久しぶりですね.
枚数も曲もそこそこあって,曲自体も作り込まれていたりと聴き応えがありました.
また時間を作って1つのアーティストだったり作品のアルバムをじっくり聴いてみるのもありかもしれないです.

この記事を出す数日前にガールフレンド(♪)のサービス終了が発表され,なんとも言えない気持ちになりました.

それでは.

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