退職しました(3年ぶり3度目)

日記

こんにちは,しののめです.
徳島から戻ってきて頑張っていくぞと書いたあの時から早3年.
3月末で現職を退職し,4月より新たな会社で仕事を始める事となりました.
予想より早く退職エントリーを書くことになってしまいました.

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徳島から上京して

現職にはIoTやAIを主軸に据えていく会社で,希望していたクラウド案件の開発も携わることができるとアピールされました.
また引っ越し資金の補助や借り上げ社宅などの生活のための福利厚生もあり,退職願を提出して徳島から出るエンドが決まっていた自分にとってはある程度妥協できるラインだったため入社を決断しました.

入社してからはSESとして協力会社様のもとでバックエンド開発やフロントエンド開発,AWSを利用したインフラ構築など幅広く経験することができ,ベンチャーならではのスピード感のある開発や莫大なユーザーが使用している製品の開発など,これまでの自分からは考えられないような経験をすることができました.
スキルのある方も多く一緒に働いていて色々学ぶこともあり,自分も少しは成長できたのではないかと思っております.

きっかけは突然に

そんな色々な経験を積むことのできた現職でしたが,会社としてはどうしてもSESがメインの柱となっており,AI,IoT事業については動いてはいるもののお金にはなっていないようでした.
動き始めはお金にならないからしょうがないとは思っていましたが,会社の定期ミーティングでその話題がだんだん出なくなり,不安を覚えるように.
それとは別に新たな事業を始めると社長から説明があり,すでに動いているとのことで引き抜いてきた人材を紹介されるなど,よく言えばスピード感,悪く言えば突発的な動きが増えてきました.
事前に新しい事業を始める旨があれば納得がいったのかとは思いますが,事後で言われたものですから自分の中でもやもや感が募っていくようになりました.

そんなこんなで仕事をこなしていましたが,コロナが大流行し始めお客様の方針で私も在宅勤務へとシフト.
通勤がなくなったおかげで起床してからバタバタすることもなくなり,退勤後も自炊や運動に当てる時間が増えてQOLが非常に上がりました.

その一方で仕事はチャットでのやり取りが主になり,相手の顔が見えないので今話しかけていいのか判断しづらく,質問するにしても文章だと細かなニュアンスが伝わりにくかったりと,出社していた頃よりコミュニケーションコストが大きくなり気疲れするようになりました.
業務中の雑談もほぼなくなってしまい自分から雑談をするように心がけてはみたものの,なかなかそのような空気や流れを作り出すことはできず,非常にやりづらく感じるようになりました.

自社での定期ミーティングも感染拡大防止ということで中止やリモートでの実施に.
そうなったら主に話すのは一緒に仕事をしている協力会社のチームメンバーだけ.
前まであった他の自社の方との交流はほとんどなくなってしまい,どんな人が在籍しているのかさえもわからなくなりました.

そうなるとだんだんチームで開発しているという意識と自社への帰属意識が薄れてきてしまい,ふと「この会社にいる意味があるのか」と思うように.

前職ではメンバー間での雑談が多く普段からコミュニケーションがしっかりとしていましたが,現在は雑談も少なく会話は主に仕事のものばかり.
仕事としてはそれが正解かもしれませんが,私としてはチームメンバー間での日常的な雑談があるからこそ気軽に仕事での質問や相談などができるチームの雰囲気が作られると思っています.

そんな前職とのギャップを感じながら仕事を続けていたところ,なんとなく1つの転職エージェントへ登録したことをきっかけに転職活動をスタート.
上記の理由から次の会社を考えてもいいかなと思っていたタイミングだったのでトントン拍子で転職エージェントが増えていき,本格的な転職活動となりました.

コロナ禍での転職活動

これまではフロントエンドからバックエンドまで幅広く経験してきましたが,やはりAWSを使っての開発が楽しいと思うようになってきていました.
昨年頭にソリューションアーキテクトアソシエイトを取得したこともあってクラウドでのバックエンド,インフラ開発をできるようなところを中心に応募.
また,現職で仕事をしていてプログラマーとして手を動かすよりマネジメント方面が性に合っているのではないかと思うことがあったものの,経験をすることはできそうもなかったためマネジメントにもチャレンジさせてくれるというところも重視していました.

エージェントから紹介された企業と自己応募で30社ほど応募,そのうち半分くらいが書類通過で面接へ進み,5社が最終面接へ進むことができました.
最終的に2社の内定をいただき,クラウドメインの開発でマネジメントも経験できそうな企業からの内定を承諾しました.
11月頭からの転職活動スタートで内定承諾したのは12月末でしたので,約2ヶ月の転職活動でした.

面接に関してはコロナという状況でもあり基本的にリモートでの実施.
リモートワークしていたおかげもあって昼休みや就業後に面接を入れても対応できるのが非常に助かりました.
またPCで自分の職務経歴書などを表示しながら対応できたので緊張してど忘れしても大丈夫という安心感があり,こちらからの質問も事前にメモしておくことができたので,余裕を持って面接に臨むことができました.

エージェントから聞いた話ではコロナで求人が一時減ったものの,IT系はまた持ち直してきているとのこと.
ただスキルの最低ラインは上がってきており,以前より書類で落とされることが増えているとも言われておりました.
実際自分も書類で半分は落ちていますし,面接でも突っ込んだ技術のことを聞かれることが多かったように感じます.

前回は徳島から出るというところを重視し,転職活動を始めたのも退職願を提出した後だったためエンドが決まっており正直妥協したところがありました.
今回第1志望だった企業には残念ながら内定をいただくことはできませんでしたが,コロナで社会が変わっている状況,自分自身も以前からスキルや考えが変わっていることを踏まえても納得のいく企業から内定がもらえたと思っております.

利用した転職エージェント

転職活動にあたり3社のエージェントを利用しました.

LAPRAS CAREER

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LAPRAS CAREERは、あなたの回答を分析することで、あなたに最も合った求人を提案するエンジニア向け転職サービスです。検索ワードやカテゴリではなく、入力された属性情報から探し出されるため、想像を超える提案が提供できます。

一番最初に登録した転職エージェント.
もともとLAPRASの方へなんとなく登録してみたら転職エージェントもありますよと紹介されて流れで登録.

初回ヒアリングでは自分の方向性をしっかりと汲み取ってくれ,かなり方向性がマッチしているものを紹介してくれました.
紹介された求人は少なかったですが,今回の第1志望だった企業もこちらから紹介で,面接後のサポートまでしっかりして頂いた印象です.

LAPRASのほうは普段からコードを書くのが趣味ならばいいかとおもいますが,そうではない場合は難しそうですね.

ヴィジョナリー

ヴィジョナリー | VISIONARY 秋葉原/AKIBAの人材サービス
GOOD MATCHING! IT業界(X-Tech)の転職なら、秋葉原/AKIBAの人材サービス ヴィジョナリー。ゲーム・エンタテインメント・広告・マーケティング…など。非公開を含む豊富な案件がございます。

友人が転職した際に利用したエージェントを紹介してもらいました.

ゲーム系の求人に強いとのことで,確かにゲーム関連会社の求人も提案していただけました.
ただ履歴書や職務経歴書がエクセルの独自フォーマットだったり,とりあえずたくさんの企業を応募させて書類で通ったところを精査していくという一般的なエージェントな印象でした.
最終的にはこちらで紹介された企業から内定を頂いたので満足ではありますが,ガンガン面接を入れられるのでなかなか対策には苦労しました.

kiitok

kiitok (キイトク)
kiitok(キイトク)は、ITエンジニアのためのキャリア支援サービスです。現役エンジニアとの面談を通じて解像度の高いスキル査定やキャリア相談を行い、あなたのWillとCanにフィットした求人をご紹介します。独自調査による開発チームに関する豊富な情報を持ち、非公開求人も含めたマッチングで高い内定率を実現します。

初回のヒアリングは非常にしっかりしたものだったのですが.自分の技術力がいまいちだったせいもあってかそこまで求人を提案してもらえませんでした.
自分の方向性とマッチするようなものも少なく,最終的には放置されるように.
エージェントとのやり取りはSlackでやったりと今風な感じはありましたし,高い技術力があったらいい案件を紹介してもらえそうな感じがしました.

動かないと変わらない

今回いろいろなことが重なっての転職活動でしたが,動いてよかったと思っています.

現職はなんとか生活できるくらいのお賃金で仕事もそこまで忙しくはなく,ホワイトな状態でした.
この安定した状況に身を置いておくのは楽でしたがコロナウイルスの世界的大流行で生活が一変し,30歳を過ぎたときにこれで良いのだろうか,将来的に秋田に戻ることができるのだろうかという不安がふつふつと湧いていました.

そんな中たまたま1つの転職エージェントに登録したことがきっかけとなり,あれよあれよという間に次の会社へ内定.
自分の納得のいく企業に出会うことができるのか,そもそも給与は上がるのかなど不安はたくさんありましたし,仕事をしながら時間を作って履歴書や職務経歴書の作成に面接の対策など非常にパワーを使いました.
ですがとりあえず動いてみた結果として良い企業に巡り合うことはできましたし,給与もアップすることができました.

結果が吉と出るか凶と出るかはわかりませんが,何かを変えるにはまず動いてみる.
現状に不満があって変わる気配がないならば自分から動くしかない.
そして動いてみるならば少しでも早いほうがいい.

そんなことをあらためて実感した今回の転職活動でした.

最後に

退職しましたと書きましたが,正確には3月末での退職なので有給消化中です.
次の退職エントリーは短期間で書くことにならなければいいなと思いつつ,4月から始まる新しい会社での仕事に向けて気持ちを切り替えていこうと思います.

今回も例のリンクを置いておきますのでよろしくお願いいたします.

Amazonほしい物リストを一緒に編集しましょう

それでは.

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